障害者の就職サポートの場 Part1
- 【就労移行支援事業所って何をするところなの?】
- 【障害がないと利用できないの?】
- 【雰囲気ってどんな感じ?どんな人がいるの?】
- 【事業所を選ぶ基準は?】
- 【利用期限はあるの?】
- 【利用できる年齢は?】
- 【働きながら通えるの?】
- 【事業所までの交通費の補助】
- 【利用の手続き】
- 【利用料金はかかるの?】
- 【最後に】
今日はお休みで暇なので早速二つ目の記事を書いてみます。
ここでは障害をもった人の就職をサポートしてくれる場所について書いていこうと思います。精神疾患を抱えながら就職を目指すにはサポートが欠かせないと個人的に思っています。
私が使っているサポートの場所は就労移行支援事業所と若者サポートステーションの大きく分けて2つです。
今回は就労移行支援事業所について書いていこうと思います。
事業所によって特色が随分と異なるので私が通っているところを例に書いていきます。
【就労移行支援事業所って何をするところなの?】
就労移行支援事業所とは障害を持った人に特化した職業訓練の学校のようなものです。
様々な訓練を通して就労を目指します。
訓練内容はグループワークなどのコミュニケーションプログラムやパソコン訓練や作業訓練があります。履歴書の添削や面接練習などもしてくれます。たとえば私なら事務職を目指しているのでパソコン訓練を中心にやっています。事業所に入所前と比べるとタイピングの速度が格段に上がりました。
どうしても苦手なものややりたくないものは強制的にやらされることはなく訓練内容は選べますが、その点は事業所によって異なります。
基本的には毎日決まった時間に通所するため生活リズムを整えたり働く体力をつけることができます。慣れるまでは体力や体調に合わせて通うペースは決められるので安心していいと思います。
【障害がないと利用できないの?】
障害があるという診断がなくても利用は可能なところが多い印象です。
ただ半年以上通院していることなどの条件はあるようです。
ちなみに障害者手帳は持っていなくても通えますが持っている人の方が多い印象です。
【雰囲気ってどんな感じ?どんな人がいるの?】
おそらくここが一番気になるポイントではないでしょうか。
結論から言うとスタッフも利用者も優しい人です。
私は複数の事業所を体験しましたが怖いスタッフや怖い利用者には出会いませんでした。基本的に皆さん親切で優しい印象です。
ただ雰囲気は事業所によってかなり異なります。静かで利用者間のコミュニケーションが少ないところもあれば騒がしく利用者間のコミュニケーションが活発なところもあります。ここは慎重に選ばないと後々苦労します…。私が今まさにそうなので(;^ω^)
複数の事業所を見学して自分に合いそうなところを考えることをおすすめします。
【事業所を選ぶ基準は?】
前述したとおり雰囲気も選ぶときのとても大事なポイントですが大手かそうでないかというところでもサポートの質が変わってきます。やはり大手の事業所の方がサポート体制が手厚く様々な企業との繋がりがあるので就職に結びつきやすいです。
大手でおすすめなのがLITALICOワークスです。ここは独自の求人サイトをもっておりかなりサポートが充実しています。スタッフの質もいいように感じます。(決してリタリコワークスの回し者ではありません…(笑)
全国に多くの事業所をもっているのでお近くのところにあるかぜひ探してみてくださ
い。
【利用期限はあるの?】
利用期限は基本的に2年間です。しかしお住いの行政に相談すれば1年ほど延長が可能なケースもあるようです。
【利用できる年齢は?】
65歳未満の働く意欲のあるものとされています。
【働きながら通えるの?】
働きながら通うことは基本的にはできないようです。アルバイトも禁止の模様。完全に無職の方が対象です。
【事業所までの交通費の補助】
お住いの自治体により事業所までの交通費が補助されるところがあります。
私が住んでいるところは補助が一切なく毎月約2万9000円を親に出してもらっています(´;ω;`)ウゥゥ
【利用の手続き】
本格的に利用が決まるとお住いの行政で受給者証というものを発行しなければなりません。かなり難しく面倒な手続きなので素人が1人で行うのは困難です。だいたいのところは事業所のスタッフが手伝ってくれます。スムーズに手続きを手伝ってくれるところもあればそうでないところもあるので、どの程度手伝ってくれるのか見学の際などに聞いてみた方がいいです。
【利用料金はかかるの?】
前年度に収入があると利用料を取られるようです。前年度の収入がない場合は無料で利用できます。
【最後に】
就労移行支援事業所に通う一歩を踏み出すには勇気のいることですが、まずはご自宅の近くでググってみてください。よさそうなところがあれば電話をしてみて見学に行ってみましょう。一人では行けないというかたは親や兄弟などと一緒に見学にいくのでもいいと思います。親と一緒に見学に来る人もたくさんいます。
次回は若者サポートステーションについて書きたいと思います。